【オフィス向け】コピー機サイズの選び方!おすすめコピー機も紹介
コピー機・複合機の導入を検討中の場合、以下のような悩みを抱えている人も多いでしょう。
- コピー機がどの程度の大きさか分からない
- コピー機のサイズによってどのような違いがあるのか知りたい
- 自社のスペースにあわせて、最適なコピー機のサイズを選びたい
本記事ではコピー機の一般的なサイズから、会社規模別のコピー機サイズの選び方、おすすめのコピー機を解説します。コピー機のサイズと機能を踏まえ、自社にあわせたコピー機導入しましょう。
コピー機・複合機の一般的なサイズ
コピー機・複合機のサイズは、メーカーやモデルごとに変わりますが、一般的には以下のサイズです。
- 自立タイプのコピー機(複合機):幅600mm×奥行600mm×高さ1,200mm程度
- 卓上タイプのコピー機:幅660mm×奥行660mm×高さ460mm程度
卓上タイプのコピー機は自立型と比較して幅と奥行きが大きくなっていますが、その反面高さが低くなっています。
コピー機・複合機の重さ
コピー機・複合機の重さは自立型コピー機のサイズの場合、50kgから100kgほどです。ただし多機能なコピー機・複合機ほど重くなり、ハイエンドモデルでは150kgになることもあります。そのため、一度設置したコピー機・複合機の移動は困難です。
一方卓上型のコピー機はほとんどの機種が10kg以下程度であり、1人でも持ち運べます。
コピー機・複合機の測り方
コピー機の寸法を確認する際には、給紙トレイを伸ばした状態で測ります。給紙トレイを伸ばすスペースがない場合、給紙が困難になり使いにくくなってしまうためです。トレイ伸長時のサイズはカタログに記載があるため、事前に確認しておきましょう。
他にも手差し印刷がある場合、手差しできるスペースがあることを確認するなど、実際に使用することを想定し、実際の使用に支障がないか確認しておきましょう。
【会社規模別】最適なコピー機のサイズ
コピー機の最適なサイズは、オフィスのスペースや求める機能によって変わります。ここでは会社規模別におすすめのコピー機のサイズについて解説します。
10名以下の小規模な事務所や店舗
10名以下の小規模な事務所や店舗の場合、卓上のコンパクトなコピー機や複合機がおすすめです。小規模のオフィスであれば、コピー機の使用頻度や求める画質にもよりますが、卓上のコピー機で問題ないケースがほとんどでしょう。
ただし事業拡大が視野に入っている場合、卓上のコピー機では対応しきれないことも多いため、将来的に買い換えが必要になる可能性があります。
30名以下のオフィス
30名以下のオフィスの場合、月間印刷枚数や印刷スピードを考慮して、自立型のコピー機・複合機がおすすめです。
一般的な企業の月当たりのコピー枚数が3,000枚程度です。もし月間印刷枚数が3,000枚以下であれば、20枚/分のモデルで問題ないでしょう。
使用頻度が高い、もしくは印刷枚数が多い場合には、より印刷スピードが早いハイグレードなモデルを選びましょう。
30名以上のオフィス
30名以上のオフィスの場合、月間印刷枚数も多く、多人数で利用することからも、自立型でハイグレードなモデルのコピー機・複合機がおすすめです。そのため印刷スピードもある程度早いモデルを選ぶことになり、重量も100kgを超える場合がほとんどです。
サイズが小さいものだと給紙頻度も増えることから、給紙トレイの大きさも選ぶポイントです。
オフィス向けコピー機・複合機の選び方
オフィス向けコピー機や複合機は一見すると、どれも同じように見えるため、どう選ぶべきか分からない人もいるでしょう。具体的には以下のポイントがあります。
設置予定場所に置ける大きさか
コピー機・複合機の設置予定場所に、十分なスペースがあるか確認します。本体そのものが設置できるかに加え、給紙する際のスペースも加味して検討することが大切です。実際に採寸し、カタログ上に記載されているサイズで問題ないか確認しましょう。
ただしある程度の余白がなければ設置できないため、実際のサイズよりも数10cm程度広めに見ておくと無理なく設置できます。
自立型か卓上型か
プリンターや複合機は自立型か卓上型かで、設置スペースや性能が大きく変わります。
自立型は床にコピー機やプリンターを直接設置するタイプです。卓上型よりも給紙トレイに入れられる容量が大きく、性能面でも優れている傾向にあります。
一方の卓上型は机の上に設置できるタイプです。機能面では自立型に劣る傾向にあるものの、コンパクトで設置スペースに困りにくいことから、小規模な事務所や店舗におすすめです。
必要な機能があるか
コピー機・複合機を入れる際には、必要な機能を備えているかどうか確認しましょう。確認した方がよい機能例は以下の通りです。
- モノクロかカラーか
- 画質は十分か
- スキャナーでの読み取りができるか
- セキュリティ性に問題はないか
ただし機能が充実しているほど、サイズは大きく、高額になる傾向にあります。そのため、必要な機能を厳選して選択することが大切です。
印刷スピードは早いか
コピー機の印刷スピードは適切な早さかどうか確認しましょう。早い方が好ましいものの、コストが比例して上がります。そのため、予算や使用する人数、コピー枚数に応じて適切なスピードかどうか確認しましょう。
月間印刷枚数が3,000枚以下であれば、20枚/分のスピードがあれば問題なく、エントリーモデルでも十分に対応できます。月間5,000枚以下であれば30枚/分、月間8,000枚以下であれば40枚/分程度のスペックがおすすめです。
オフィスでおすすめの自立型コピー機・複合機
自立型コピー機・複合機でおすすめの製品には以下のものが挙げられます。
価格 (税込) |
特徴 |
|
CANON 「iR-ADV C3800シリーズ」 |
1,727,000円~ |
|
SHARP 「MX-2640FN」 |
1,581,800円~ |
|
富士フイルム 「Apeos C2360/C2060」 |
991,100円~ |
|
RICOH 「IM C6000」 |
2,684,000円~ |
|
コニカミノルタ 「bizhub C750 i Premium」 |
5,486,800円 |
|
CANON「iR-ADV C3800シリーズ」
CANONの「iR-ADV C3800シリーズ」は、シンプルな操作画面とコンパクトながら多機能なA3カラー複合機です。給紙トレイには自動引き込みアシスト機構を備えており、スムーズに給紙できるのが特徴です。
オプションで中綴じフィニッシャーを採用すると、中綴じや2ヶ所綴じなど、ホッチキス留めの仕上げが可能。
他にも無料アプリ「Canon PRINT Business」をインストールしBluetoothを利用することで、モバイルとの連携が行え、データ取り込みや出力ができます。
サイズ |
幅565mm×奥行719mm×高さ891mm |
価格(税込) |
1,727,000円~ |
印刷スピード (A4ヨコ) |
カラー・モノクロ 35枚/分 ※iR-ADV C3835Fの場合 |
SHARP「BP-40C36 / BP-40C26」
画像引用:SHARP|BP-40C36 / BP-40C26
SHARPの「BP-40C36 / BP-40C26」は、2022年度のグッドデザイン賞を受賞したデジタルフルカラー複合機です。角度調整ができる10.1インチフルフラットパネルは、シンプルな操作画面で自由なカスタマイズが可能。
スキャンでは原稿の上下や解像度を自動で判別し、最適な設定で読み取りが行えます。オンラインで常に最新のソフトウェアにアップデートが可能です。
サイズ |
幅608mm×奥行653mm×高さ829mm |
価格(税込) |
1,581,800円~ |
印刷スピード (A4ヨコ) |
カラー・モノクロ 36枚/分 ※BP-40C36の場合 |
富士フイルム「Apeos C2360/C2060」
画像引用:富士フィルム|A3カラー複合機 Apeos C2360 / C2060
富士フイルムの「Apeos C2360/C2060」は、コンパクトながら設置場所や用途にあわせ、柔軟に対応可能なA3カラー複合機です。
LEDプリントヘッドを搭載することで、1200×2400dpiの高解像度が出力可能。イメージエンハンス処理やデジタル補正技術IReCTにより、色ズレや文字のガタつきを抑えます。
またUSBメモリーを利用することで、メモリー内の文書のプリントや、スキャンデータをUSBメモリー内に保存できる機能も備えられています。
サイズ |
幅540mm×奥行659mm×高さ689mm |
価格(税込) |
991,100円~ |
印刷スピード (A4ヨコ) |
カラー・モノクロ 23枚/分 ※Apeos C2060の場合 |
RICOH「IM C6000」
画像引用:RICOH| IM C6000/C5500/C4500/C3500/C3000/C2500
RICOHの「IM C6000/C5500/C4500/C3500/C3000/C2500」は、業務改善に役立つ機能を搭載したデジタルフルカラー複合機です。
10.1インチ大型フルカラータッチパネル「MultiLink-Panel」は、フリックやドラッグなどの操作可能で、スマホのような操作感で使用できるのが特徴です。
またユーザー認証機能と連携することで、利用者ごとにホーム画面のカスタマイズが可能。個人にあわせたカスタマイズ性が特徴です。
「RICOH カンタンストレージ活用シリーズ(有償)」では、紙文書をデータで保存や出力ができます。他にも「RICOH カンタン名刺電子化アプリ for 連絡とれるくん(有償)」により、複数枚の名刺をスキャンし連絡先のスピーディな登録が可能です。
サイズ |
幅587mm×奥行685mm×高さ1,155mm |
価格(税込) |
2,684,000円~ |
印刷スピード(B5ヨコ) |
カラー・モノクロ 65枚/分 ※RICOH IM C6000の場合 |
コニカミノルタ「bizhub C750 i Premium」
画像引用:コニカミノルタ|bizhub C750 i Premium
コニカミノルタの「bizhub C750 i Premium」は、オフィス業務と印刷業務の両方をサポートするフルカラー複合機です。紙種センサーを搭載し、紙の種類にあわせたトナー調整や紙送りをすることで、トラブルなく印刷ができます。
より本格的なグラフィック印刷に対応した、本体内臓イメージコントローラーであるFieryコントローラーにより、高度な印刷処理が可能。本格的な広報誌やリーフレット、DMなどでプロ仕様のハイレベルな印刷ができます。
サイズ |
幅615mm×奥行758mm×高さ1,025mm |
価格(税込) |
5,486,800円 |
印刷スピード (A4・B5ヨコ) |
カラー 70枚/分 モノクロ 75枚/分 |
小型で人気の卓上型コピー機・複合機
コストやスペースの問題で、自立型が採用できない場合に、卓上のものでのおすすめのコピー機を紹介します。
価格 (税込) |
特徴 |
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brother「MFC-L8610CD」 |
オープン価格 |
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EPSON 「EW-M634T」 |
43,450円 |
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brother「MFC-L8610CDW」
画像引用:brother|MFC-L8610CDW
brotherの「MFC-L8610CDW」は耐久性が高くランニングコストを抑えられる、エントリーモデルのレーザープリンター・複合機です。
3.7型カラー液晶タッチパネルを搭載しており、スマホと同様の操作感で操作できます。自動両面プリント機能により、紙資源の節約も可能。
メンテナンスは全てコピー機の前部分でできる、フロントオペレーションを採用しており、省スペースでの運用が可能です。
サイズ |
幅435mm×奥行526mm×高さ539mm |
価格(税込) |
オープン価格 |
印刷スピード (A4) |
カラー/モノクロ約31枚/分 |
EPSON「EW-M634T」
画像引用:EPSON|EW-M634T
EPSONのA4・複合機モデル「EW-M634T」は、卓上のインクジェットプリンターです。インク切れを防ぎ、印刷コストを抑えるエコタンクを搭載しており、A4カラー文書で約1.0円ほどの費用で印刷できます。
前面給紙でA4普通紙が250枚収納でき、スペースを抑えて利用できます。スマホからもプリントできることも特徴です。
サイズ |
幅375mm×奥行347mm×高さ187mm |
価格(税込) |
43,450円 |
印刷スピード (A4) |
モノクロ:約33枚/分 カラー:約20枚/分 |
コピー機のサイズとおすすめ機種について解説しました
本記事ではコピー機のサイズとおすすめ機種について解説しました。コピー機のサイズは必要な機能によっても変わるため、必要な機能を明確にした上で、最適な大きさのプリンターを選びましょう。