業務用コピー機・複合機の選び方は?購入・リース・レンタルで解説
業務用コピー機・複合機の導入を社内で検討していて「どの種類にするか」「購入するかリースにするか」など悩んでいる方へ。
本記事では業務用コピー機・複合機の選び方を解説。自社に最適な業務用コピー機・複合機を見つける際のヒントが見つかりますので参考にしてください。
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業務用コピー機・複合機とは?個人向けとの違い
「業務用・個人用どちらがいいのか」迷っている方は、まずは違いを把握しておきましょう。
印刷方法
業務用と個人用の大きな違いは印刷方法にあります。個人用の小さなコピー機・複合機は、多くの場合がインクジェット式で、業務用はトナーを使用するレーザープリント式が一般的です。
インクジェット式は写真印刷する場合にきれいに印刷できるのが特徴。ただし、水でインクがにじみやすかったり日光で色あせてしまったりというデメリットもあります。
一方、レーザープリント式のメリットは速く大量に印刷できる点。紙を束でセットして500枚以上などを同時にセットできます。
印刷コスト
用紙一枚あたりの印刷コストは、業務用コピー機・複合機のほうが低い傾向にあります。
目安として、業務用コピー機・複合機の印刷コストは一枚あたり20円以下。家庭用コピー機はインクの消費量の多さから一枚あたり60〜80円程度の印刷コストがかかります。
耐久性
大量の印刷を想定していない個人用コピー機と比較して、業務用コピー機は耐久性に優れています。
また、個人用コピー機が故障した場合、修理に出すためには一般的には機械を直接メーカーに送ります(修理に来てもらう場合、多くは有料です)。そのため、修理中は機器をまったく使えません。企業で使用する場合、一時的に使えなくなると業務に支障をきたしてしまう可能性があります。
一方、業務用コピー機・複合機であれば保守契約を結ぶのが一般的。トラブル時には契約先へ連絡して修理を依頼することで、業者に見に来てもらえます。
こうしたメリットデメリットを踏まえると、以下の選び方がおすすめです。
- 低コスト・ハイスピードで大量に印刷したい場合は業務用
- 本体のコスパ重視で印刷の機会が少ない場合は家庭用
印刷コストや機能性を考えると、企業で利用する場合は特別な事情がない限りは業務用を選ぶのが賢明でしょう。
【比較】業務用コピー機・複合機の導入方法
購入 |
リース |
レンタル |
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契約期間 |
契約期間に 縛られない |
長期契約 |
短期契約可 |
途中解約 |
-(買い切り) |
原則不可 |
原則可 期間の指定あり) |
コスト |
買い切り 減価償却管理が必要 |
基本的には |
基本的には |
機種の選択 |
可 |
原則可 |
原則不可 |
所有権 |
あり |
なし |
なし |
業務用コピー機・複合機の導入方法は「購入」「リース」「レンタル」の三種類。まずは上記の表でざっくりイメージをつかんでいただければと思います。それぞれのメリットデメリットを詳しくみていきましょう。
(1)購入する
【メリット】
- 長期利用の場合コストを抑えられる
- 資産として計上できる
【デメリット】
- 古くなったら買い替えが必要になる
- 固定資産税の支払いおよび減価償却の管理が必要
メーカーや販売店から選んで購入する方法です。自由に機種を選ぶことができ、契約期間の縛りも当然なく、転売や譲渡なども自由に行えます。
購入の場合、長期利用ならリースやレンタルよりも支払い総額が抑えられる場合があります。また、10万円以上の製品であれば資産として計上が可能です。定期的な支払いの手間も省けます。
一方、古くなったら買い替えを検討する必要性が出てきたり、固定資産税の支払いおよび減価償却の管理が必要だったりと手間が発生するのがデメリットです。また、処分する場合の費用は自己負担となります。
(2)リースする
【メリット】
- 基本的にはレンタルより割安
- リース料を経費として処理できる
- 固定資産税や減価償却の手間が発生しない
- 最新機種を利用できる
【デメリット】
- 途中解約は原則不可
- 利用期間によっては費用が高くつく
- 審査が必要
リースは、業者からコピー機・複合機を借りて利用する方法です。
リースの場合、契約期間は3年以上など縛りのある場合がほとんど。基本的にはレンタルより割安で利用できます。また、リース料を経費として計上できたり、固定資産税や減価償却の手間が発生しなかったりなどのメリットがあります。最新機種に組み替えも可能なので、パフォーマンスを保ちながら利用できるのも魅力です。
一方、リースの場合は基本的には途中解約が不可。それから、契約には審査が必要です。また、利用期間によっては他の手段よりも費用が高くつく場合もあります。
(3)レンタルする
【メリット】
- 短期で利用できる
- 途中解約が原則可能
- 固定資産税や減価償却の手間が発生しない
- 審査が不要
【デメリット】
- 基本的にはリースより割高
- 機種を選べない
レンタルは、リースと同様に業者からコピー機・複合機を借りて利用する方法です。
リースと混同されがちですが、機種の選択や契約期間など細かい点で違いがあります。それぞれの特徴を把握し、短期で手軽に利用したいならレンタル、長期間に割安料金で利用したいならリースを選ぶといいでしょう。
レンタルは、一般的には契約期間の縛りが短く、審査なしでスピーディに導入できるのが魅力です。途中解約も原則可能なので、手軽さを重視したい場合にぴったりです。
ただし、基本的には月々の費用はリースより割高になります。また、機種は業者指定のものを使うケースが多く、こちらから指定はできません。新品をレンタルできることは滅多にないと思っておいたほうがいいでしょう。また、業者によっては搬入費用などで初期費用がかかる場合があります。
業務用コピー機・複合機の価格相場
「購入」の相場は100〜500万円以上
業務用コピー機・複合機を購入する場合の相場は100〜500万円以上と幅があります。
価格は以下の要素などによって変動します。
- 新品か中古か
- カラーにも対応しているか
- A3サイズにも対応しているか
- 印刷スピードの速さ
- 機能の充実度
たとえばモノクロ複合機やA4のみ対応のカラー複合機なら100万円未満のものも。その他、1分間に30枚前後の印刷スピードであれば100万円以上。1分間に70枚など速さを求める場合や機種にオプションをつける場合、400〜500万円以上かかるものもあります。
なお、中古であれば新品よりも大幅に低い価格で購入できる場合がほとんどです。一般的には数十万円程度の価格で購入できるでしょう。ただし、中古である分耐久性や機種の質(型番が古いなど)の点で十分ではない場合も考えられます。価格が安すぎる場合「なぜ安いのか?」を考えることが大切です。
「リース」の相場は月額5,000〜20,000円以上
リース料金の相場は月額5,000〜20,000円以上。一般的には印刷速度によって価格が異なります。
たとえば、リースのサービスを提供している「複合機NAVI」の料金表は以下の通り。
リース料金 |
5,000円~/月 |
8,000円~/月 |
11,000円~/月 |
用紙サイズ |
A4 |
A3 |
A3 |
カラー印刷 |
○ |
○ |
○ |
印刷速度 |
モノクロ:35枚~/分 カラー :35枚~/分 |
モノクロ:20枚~/分 カラー :20枚~/分 |
モノクロ:35枚~/分 カラー :35枚~/分 |
印刷枚数の目安 |
~500枚/月 |
500~5,000枚/月 |
5,001~30,000枚/月 |
印刷速度が40枚以上などになってくると、15,000円以上のものもあります。
「レンタル」の相場は月額10,000〜20,000円以上
レンタル料金の相場は月額10,000〜20,000円以上。契約期間の縛りが短い分、リースに比べると割高です。
OA機器(オフィスの事務機器)の総合販売を行っているサービスであるOFFICE110でのレンタル料金は以下の通り。
1ヵ月パック |
3ヵ月パック |
6ヵ月パック |
半年以降/1ヵ月 |
25,000円 |
16,670円/月 (50,000円) |
13,333円/月 (80,000円) |
8,000円 |
レンタルの場合、加えて搬入費用などの初期費用がかかる場合があります。
業務用コピー機・複合機の選び方
メーカーの特徴で選ぶ
複合機・コピー機の特徴はメーカーごとにも特徴があります。
- 京セラ:比較的安価で耐久性に優れている
- コニカミノルタ:スタイリッシュな本体で画質がいい
- シャープ:コストが低く、操作性が高い
- 富士フイルム:高画質で耐久性に優れている
まずはメーカーで絞ってから機種を選ぶのも1つの手です。
印刷枚数を参考に選ぶ
コピー機・複合機の価格は印刷速度によって変動します。どの程度の印刷速度が必要かを確認するには、月間印刷枚数を把握しておく必要があります。
月間印刷枚数は、以下の式で計算できます。
「1日あたりのコピー枚数(=従業員数×1人あたりが印刷する枚数)×月間営業日数」
想定以上に多くなる場合に備えて、計算結果よりも多めに印刷できる機械を選ぶといいでしょう。
必要な機能で選ぶ
必要な機能が搭載されているかも確認しておきましょう。コピーだけでなく、FAXやスキャンなどの基本機能の他、オプションでさらに便利な機能を追加できます。
具体的には、たとえば以下のような機能があります。
- データ転送
- MacPC対応
- フィニッシャー(ホチキス留めやパンチ、中折り、中とじ)
- 白紙飛ばし
- 認証機能
- 無線LAN対応
自社に必要な機能とコストを踏まえて検討するのがおすすめです。
画質で選ぶ
複合機の画質は、使用する塗料によって画質が異なります。一般的に、業務用のコピー機・複合機で使われているのはトナータイプ。トナータイプの場合、高画質な印刷をしたい場合には適していません。
画質にこだわりたい場合、家庭用プリンターの用意を検討することになるでしょう。家庭用プリンターには、染料タイプと顔料タイプがあります。染料タイプは紙にインクが染み込むタイプで、発色の良さが特徴です。顔料タイプは紙の表面にインクがとどまるタイプで、滲みが少なく文字や色をくっきり映します。
その他、メーカーや機種によって違いがあり、メーカーでは「富士フイルム」や「コニカミノルタ」は画質が高いといわれています。
「購入」におすすめの業務用コピー機・複合機
京セラのコピー機・複合機
京セラのコピー機・複合機は比較的安価で耐久性に優れているという特徴があります。代表的なモデルは「TASKalfa」と「ECOSYS」シリーズです。
- ECOSYS M6635cidn:低価格なA4モデル
- TASKalfa 4053ci:中間スペックのモデル
- TASKalfa 8353ci/7353ci:最高峰モデル
価格の相場は機種によって異なりますが、A3カラー複合機は100万円~300万円以上の製品が取りそろえられています。
参考元:京セラ公式HP「カラーA3/A4複合機 ポジショニングマップ」
▼関連記事
京セラの複合機・コピー機の詳細は、「京セラの複合機・コピー機の特徴は?コストや選ぶ際の注意点を解説」をあわせてご覧ください。
コニカミノルタのコピー機・複合機
コニカミノルタのコピー機・複合機はスタイリッシュな本体や画質の良さが強みです。複合機は「bizhub」シリーズが用意されています。
- bizhub C4050 i:低価格なA4モデル
- bizhub C450 iS / C360 iS / C300 iS / C250 iS:中間スペックのモデル
- bizhub C750 i Premium:最高峰モデル
A3カラー複合機は80万円~500万円以上の製品があります。
▼関連記事
コニカミノルタのコピー機・複合機の詳細は、「コニカミノルタのコピー機・複合機を紹介!特徴・ラインナップ・向いている企業は?」をあわせてご覧ください。
シャープのコピー機・複合機
シャープのコピー機・複合機はコストが低く、操作性が高い点が特徴です。複合機は「MX」シリーズと「BP」シリーズを中心に展開しています。
- MX-C306W / MX-C305W:低価格なA4モデル
- MX-6151 / MX-5151 / MX-4151:中間スペックのモデル
- MX-8081:最高峰モデル
この他、BPシリーズはリモートワークで活用できるようクラウドとの連携を強化した次世代型です。A3カラー複合機の価格帯は90万円~400万円以上の製品があります。
▼関連記事
シャープのコピー機・複合機の詳細は、「Sharpの複合機の価格や特徴は?評判やおすすめの企業も紹介!」をあわせてご覧ください。
富士フイルム(旧富士ゼロックス)のコピー機・複合機
富士フイルムのコピー機・複合機は高画質で耐久性に優れている点が特徴。複合機は「Apeos」シリーズを主軸としています。
- Apeos C4030 / C3530:低価格なA4モデル
- Apeos C7070 / C6570 / C5570 / C4570 / C3570 / C3070 / C2570:中間スペックのモデル
- Apeos C8180 / C7580 / C6580:最高峰モデル
A3カラー複合機の価格帯は80万円~600万円以上の製品が取りそろえられています。
参考元:富士フイルム公式HP「主要オフィス向けカラー複合機 商品比較」
▼関連記事
富士フイルムのコピー機・複合機の詳細は、「富士フイルムビジネスイノベーション(富士ゼロックス)コピー機・複合機の特徴・ラインナップを紹介!」をあわせてご覧ください。
参考:小型コピー機の選択肢もあり
小~中規模の企業であれば、手軽に導入しやすい小型コピー機を選ぶのもありです。
通常サイズのコピー機の場合ある程度場所を取りますが、小型コピー機は机の上にも置けるようなサイズ感。また、価格は数十万円~100万円程度で、通常サイズより安価なのもメリットです。
「リース」におすすめの会社
株式会社アーチ・コミュニケーションズ(コピーサポート.com)
おすすめポイント
- メンテナンス対応付きで安心
- 専任担当者がサポート
株式会社アーチ・コミュニケーションズのコピーサポート.comは、日本全国対応のコピー機・複合機のリース契約・短期レンタル契約サービス。
導入後のメンテナンス対応付きで、故障修理や部品交換、無料出張などサポートが充実しています。また、専任担当者制のサポートも強みの1つ。契約時から同じ担当者がついてくれるので、安心して相談しやすいでしょう。
会社名 |
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参考価格 |
・富士ゼロックス カラー複合機 リース料金:4,500円~/月 ・SHARP カラー複合機 リース料金:9,400円/月 ・キャノン カラー複合機 リース料金:4,800円~/月 |
所在地 |
〒243-0018 |
設立年 |
2013年5月 |
株式会社庚伸(事務機器ねっと)
おすすめポイント
- 最もおすすめのコピー機メーカー6社を厳選
- 顧客に本当にメリットのある機種選定・提案を重視
株式会社庚伸の事務機器ねっとは、日本全国対応のコピー機・複合機のリース契約・短期レンタル契約サービス。リース販売年数30年以上と経験・実績が豊富です。
メーカーは厳選した富士フイルム(旧富士ゼロックス)、キャノン、シャープ、エプソン、沖データ、京セラの6社に絞り提供。顧客に本当にメリットのある機種選定や提案を重視しているのが強みです。
導入後のアフターサービスも充実しており、有資格者のサポーターが迅速に対応できる体制を整えています。
会社名 |
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参考価格 |
6年リース月額3,850円〜 |
所在地 |
〒104-0032 |
設立年 |
平成2年10月 |
参考元:事務機器ねっと
株式会社メガ(複合機NAVI)
おすすめポイント
- 複合機リースの一括見積もりサイト
- 大手メーカー公認の正規一次代理店
株式会社メガの複合機NAVIは、複合機リースの一括見積もりサイト。創業30年の老舗サービスです。
一括見積もりだからこそ、値段をできる限り抑えて提案できるところが強み。各メーカーの比較表とともに自社に合った内容を提案してくれます。
また、創業30年の実績が認められ、富士フイルム(旧富士ゼロックス)やコニカミノルタ、キャノン、などの大手メーカーから正規一次代理店として公認されています。
会社名 |
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参考価格 |
月額リース2,400円〜 |
所在地 |
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティウエスト14階 |
設立年 |
1993年12月 |
参考元:複合機NAVI
「レンタル」におすすめの会社
株式会社セレンディップ
おすすめポイント
- SHARPのコピー機・複合機をメインで取り扱い
- アフターサポートが充実
株式会社セレンディップは、複合機コピー機のレンタル・販売・保守やオフィス家具の販売、パソコンの販売・レンタルなどを行っている会社です。
月額2,980円からレンタルを行っており、SHARPのコピー機・複合機をメインで取り扱っています。また、初期費用無料、途中解約が可能なのはレンタルだからこその強みです。
問い合わせから納品まで、最短3日で対応。アフターサポートも充実しており、トラブルがあれば無償で対応。状況や地域によっては即日対応が可能です。
会社名 |
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参考価格 |
月額レンタル2,980円〜 |
所在地 |
〒173-0037 |
設立年 |
2010年1月 |
参考元:株式会社セレンディップ
スターティア株式会社(コピホーダイ)
おすすめポイント
- トナー代や保守・サポート費込で月額3,000円〜
- 高品質のレンタル機を提供
スターティア株式会社のコピホーダイは、コピー機・複合機のレンタル、リースを提供している東証一部上場企業です。
レンタルは6か月などの短期利用も可能。目安として、6か月〜3年未満ならレンタル、3年以上の利用を想定しているならリースを選ぶといいでしょう。料金はトナー代や保守・サポート費込で月額3,000円からで、問い合わせから納品まで最短3日で対応します。
また、高品質のレンタル機を提供している点も特徴。部分およびパーツをフルでリファイニングしているため、新品同様の機械を利用できます。
会社名 |
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参考価格 |
月額レンタル3,000円〜 |
所在地 |
〒163-0919 |
設立年 |
2017年11月 |
参考元:コピホーダイ
株式会社ベルテクノス(OFFICE110)
おすすめポイント
- 1か月〜の短期利用が可能
- 最短納期2日で対応
株式会社ベルテクノスのOFFICE110は、コピー機・複合機やビジネスフォン、法人携帯などOA機器(オフィスの事務機器)の総合販売を行っているサービスです。
初期費用0円・審査なしで最短2日で納品できるスピード対応が魅力です。また、最短1か月での短期利用が可能。1か月パック25,000円、3か月パック月16,670円、6か月パック月13,333円。半年以降の契約は月々8,000円と、料金体系も明確です。
会社名 |
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参考価格 |
1か月パック:25,000円 3か月パック:16,670円/月 6か月パック:13,333円/月 など |
所在地 |
〒160-0022 |
設立年 |
2001年5月 |
業務用コピー機・複合機の選び方を紹介しました
本記事では業務用コピー機・複合機の選び方を解説しました。
社内でコピー機・複合機を導入する場合、まずは「購入」「リース」「レンタル」のどの方法で導入するか検討しましょう。その上で、メーカーや必要な印刷枚数、機能、画質を踏まえてどの種類のコピー機・複合機にするか検討するのがおすすめです。