カウンター料金とは?料金相場・メリット・デメリットを解説
オフィス備品で複合機、コピー機の導入でリース契約を検討する場合、カウンター保守契約という仕組みがメインです。
カウンター料金の相場を把握していると、コストを抑えられます。
この記事では、カウンター保守契約のメリット・デメリットやカウンター料金に関する注意点などについて解説します。
最後まで読めば、カウンターの料金の意味と料金相場を理解し、複合機やコピー機の導入を比較・検討しやすくなります。
カウンター料金とは?
カウンター料金とは、複合機やコピー機でコピーした枚数を、その都度数え月単位のコピーした枚数に応じて発生する料金です。基本料金が設定されているため、コピーした枚数が少なくても料金は発生します。
カウンター料金は、以下によっても料金設定が異なります。
- 複合機
- コピー機のメーカー
- オフィスの所在地
▼関連記事 コピー機・複合機のリース途中解約については、 「コピー機・複合機のリース途中解約|トラブル回避方法と注意点を解説」をあわせてご覧ください。 |
相場
コピー機でコピーするたびに、機器内に取りつけられたカウンターがコピーした枚数をカウント。リース料金やレンタル料金とは別に、1枚当たりの料金に月間の利用枚数をかけた総額料金が毎月請求されます。
カウンター料金には、以下の3種類があります。
種類 |
モノクロ |
2色カラー |
フルカラー |
料金相場 |
約2~3円 |
約5~10円 |
約15~25円 |
無料の場合はあるのか
無料の場合もありますが、メンテナンス料やトナー料金を高めに設定していることもあり、注意が必要です。
中には定額制のプランを提供しているリース会社もあります。
例えば、スターティア株式会社が提供するレンタルサービス「ふらっとプラン」では、定額料金内で印刷し放題です。
カウンター保守契約とは?
カウンター保守契約とは、毎月コピーした枚数がカウントされ料金を支払う保守契約で、コピー機の定期的な修理もセットになっています。
月額料金には、以下の料金が含まれています。
- メンテナンス関連の保守
- トナーの補充
コピーした枚数に応じて料金はかかりますが、複合機・コピー機の修理代やインク代が無料になる仕組みです。
カウンター保守契約は、以下が多い場合におすすめです。
- 故障による修理
- トナーの消費が多い場合
キット保守契約との違い
キット保守契約は、修理代とカウンター料金が請求されない保守契約。トナーの購入を必要とする場合に便利です。少数のコピーで済む企業におすすめの保守契約です。
種類 |
内容 |
カウンター保守契約 |
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キット保守契約 |
|
スポット保守契約との違い
スポット保守契約は、以下を利用の度に実費で負担する保守契約です。
- 消耗品代
- メンテナンス
- 修理の費用
月額の保守料金は含まれていませんが修理費が高額になる可能性があります。
種類 |
内容 |
カウンター保守契約 |
|
キット保守契約 |
|
▼関連記事 法人でプリンターをリースできるおすすめサービスについては、 「法人でプリンターをリースできるおすすめサービス17選を厳選紹介!」をあわせてご覧ください。 |
カウンター保守契約のメリット
カウンター保守契約のメリットについて解説します。
修理費やメンテナンス料が不要
カウンター保守契約は、トナー代、メンテナンス代が含まれており、消耗品購入費用が必要ない契約です。メンテナンスも無料というメリットがあります。
カウンター保守契約は、毎月のコピー枚数に応じて料金を支払う保守契約。修理や部品交換など突発的なトラブルでも出費がなく、月間のコピー枚数が多ければ運営コストが安くなります。また、トナー代がかからないため、費用も安くなります。
コスト管理が楽
カウンター保守契約は、以下の対応が含まれているため、予想外のトラブルが生じた際も出費の発生を心配せずに済みます。負担するカウンター料金の見通しも可能で、コスト管理を楽にできます。
- メンテナンス
- 故障・不具合などの修理対応
- トナーなどの消耗品が無料
しかし保守契約を結ばずにコピー機が破損した場合、修理代やエンジニアの出張費などが請求され、10万円以上もかかってしまう可能性があります。
また、修理業者を探す手間や時間がかかり、コピー機を使えない時間も長引いてしまうでしょう。さらに、トナーが切れると、その度に購入しなければならず、コストがかかります。
カウンター保守契約のデメリット
カウンター保守契約のデメリットについて解説します。
印刷枚数次第で発生する割高感
コピーした枚数が多いと割高になるケースと、少なくて割高になるケースがあります。基本料金は必ず請求されるため、コピーした枚数が少ないと恩恵を受けにくいでしょう。
カウンター保守契約には最低料金が設定されているため、コピーを1枚もしなくても、最低料金を支払う必要があります。
そのため、コピーした枚数が多い場合、運営コストが安くなるというメリットがあります。しかし、コピーした枚数が少ない場合は、割高感があるでしょう。
カウンター保守契約はコピーした枚数によって運営コストが変動するため、枚数を把握し適切な保守契約を選ぶことが重要です。
印刷ミスによるコストの発生
カウンター保守契約は、コピーした枚数によって費用が決まる契約。印刷が上手くいかず白紙になってもカウントされてしまうため、印刷ミスには注意が必要です。
カウンター契約による無駄なコストを抑える方法としては、以下のようなものがあります。
- カラー印刷が不要な書類はモノクロ印刷を行う
- 余分なコピーは行わない
- トレイに紙が残っている場合は、そのまま印刷せずに取り出す
- 印刷前にプレビュー画面で確認する
カウンター料金に関する注意点
カウンター料金に関する注意点について解説します。
印刷方法によって料金に差が生まれる
カウンター保守契約は印刷の種類によってカウンター料金が異なります。また、印刷速度によって変動もあります。
印刷速度 |
内容 |
ゆっくりな15枚機 |
6,000円
|
ややゆっくりな20枚機 |
10,000円
|
標準的な30枚機 |
17,000円
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やや速い40枚機 |
20,000円
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高速印刷50枚機 |
22,000円
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保守内容を確認する
カウンター料金はメーカーなどの要因で異なります。料金とともに保守内容の検討が重要です。
以下のような内容に注意して選びましょう。
- 全国対応
- サービスの拠点の近さ
- 対応の早さ
- 技術力の高さ
- サポート体制
安さだけで選ばない
安さで判断すると対応が遅かったり、アフターフォローもなかったりする場合があるため注意が必要です。サポート内容と料金のバランスを考えることが重要。
カウンター料金の安さだけを見て選ぶと以下のリスクがあります。
- リース料金が高くなる
- 機器の種類が限定される
- 自社に合う複合機やコピー機を選択できない
- カウンター料金無料の場合、他の料金設定に跳ね返る
そのため以下の点に注意し、総合的なコスト管理が必要です。
- 業務に必要な機能
- 他のサービスに関する料金
カウンター料金の料金相場、メリット・デメリットを解説しました
カウンター 料金について知りたい方向けに、カウンター保守契約のメリット・デメリットやカウンター料金に関する注意点などを解説しました。
カウンター料金のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット・デメリット |
内容 |
メリット |
|
デメリット |
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本記事で紹介した内容をもとに、複合機やコピー機の導入を比較・検討してみましょう。