A3カラーレーザー複合機の比較9選｜選ぶ際のポイントも紹介

A3カラー複合機の導入を検討しているが

• コストを抑えたいがどれが安いの？
• FAXやスキャンなど、コピー以外の機能も利用できるの？
• 印刷の綺麗さに違いがあるの？

といった、お悩みをお持ちの方は多いと思います。

本記事では、おすすめのA3カラーレーザー複合機を比較していきます。さらに、複合機を選ぶ際の比較ポイントも紹介しています。これからA3カラーレーザー複合機を導入する方はぜひ参考にしてください。

A3カラーレーザー複合機とは

A3カラーレーザー複合機とは、A3用紙の印刷に対応していて、カラープリント意外にも、FAX、スキャンなど様々な機能を利用できる機器のことです。「1台に複数の機能を集約して機器の導入コストを抑えたい」「コピーやFAXなど様々な機能を使うことが多い」といったケースに複合機の導入がおすすめです。

インクジェット複合機との違い

A3カラー複合機には「レーザープリンター方式」「インクジェットプリンター方式」の2種類があります。

レーザープリンター方式とは、トナーと呼ばれる粉体を熱で溶かして紙に定着させて印刷する技術です。レーザープリンター方式には「印刷速度が速い」「インクが滲みづらい」「トナーの交換頻度が少ない」などのメリットがあります。

「文字や文章を印刷することが多い」「大量の印刷を短時間で行いたい」「トナーを交換する手間を抑えたい」といった企業に、レーザープリンター方式の複合機の導入が適しています。

一方でインクジェットプリンター方式は、インクを使用し、紙に直接噴きつけて印刷する方法です。

家庭用として販売されているプリンターや複合機などは、インクジェットプリンター方式を採用しているケースが多くあります。レーザープリンター方式よりも画質に優れていることから、写真印刷をする場合に適しています。

また、インクジェットプリンター方式はレーザープリンター方式よりも、印刷速度が遅く、印刷コストが高い傾向です。そのため大量の印刷を行う際には適していません。

「写真印刷を行う必要がある」「文字や文章の印刷をする頻度が少ない」といった企業に、インクジェットプリンター方式の複合機の導入が向いています。

A3カラーレーザー複合機を選ぶ際の比較ポイント

A3カラーレーザー複合機を選ぶ際は、比較ポイントを把握しておくことが重要です。自社の選定基準があれば、スムーズに適した機器を導入しやすくなります。

価格

A3カラーレーザー複合機は、製品によって価格が異なります。例えば安いものは数万〜数十万円ですが、高いものだと100万円を超えてきます。A3カラーレーザー複合機を導入する際は、価格が高額になる可能性があるため、自社の予算にあわせて選ぶようにしましょう。

利用できる機能

複合機の魅力は、複数の機能を搭載している点です。A3カラーレーザー複合機は、製品によってFAXやスキャンなどの利用できる機能が異なります。

選定する際は「購入後に利用したい機能がない」といったトラブルがないように、自社がビジネスシーンで使いたい機能を確認した上で選んでみてください。

印刷性能

ビジネスシーンでは大量の印刷をするケースが想定されます。製品ごとに印刷性能（スピード）が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

具体的には、1分間に30枚印刷できるものがあったり、60枚の印刷に対応していたりします。スピーディに印刷を行いたいなら、印刷性能を確認してみましょう。

また、印刷をする場合は、階調・解像度などの確認も大切です。階調とは色のグラデーション（段階）を表します。階調数が多いほど、細かく明るい色を再現できます。

解像度は、印刷する精細さを表す要素です。数値が高いほど、綺麗な仕上がりの印刷を行えます。

A3カラーレーザー複合機の比較9選

A3カラーレーザー複合機のラインアップから「価格」「利用できる機能」「印刷性能」の3つの要素に優れた製品を紹介していきます。自社に適した製品を選定する際の参考にしてみてください。

価格

コスパのいいA3カラーレーザー複合機を紹介します。

OKI MC843dnwv・MC843dnw

画像引用：OKI MC843dnwv・MC843dnw

MC843dnwv・MC843dnwは、沖電気工業株式会社が販売するA3カラーレーザー複合機です。MC843dnwvはフロアータイプ（フロアーに設置する）で、MC843dnwはフロアータイプとデスクトップタイプ（机に設置する）の両方をかねています。

MC843dnwv・MC843dnwの特徴は、機能を絞ったシンプルなデザインである点です。コピー・プリント・スキャンの3つの機能が搭載されており、機能を絞ることで価格が安くなっています。ビジネス向けのA3カラーレーザー複合機は、高額になることが珍しくないため、初期費用を抑えて導入しやすいでしょう。

さらに、両面印刷された原稿を自動で送り出して読み取る「自動両面原稿送り機能」も搭載されています。利用者が原稿を裏返す手間がかからないため、印刷やスキャンなどを行う時間短縮につながります。

また、MC843dnwはサイズがコンパクトな設計になっているのも魅力です。省スペースに置けるため、オフィススペースを圧迫せずに設置できます。

EPSON LP-M8180

画像引用：EPSON LP-M8180

LP-M8180は、セイコーエプソン株式会社が販売するA3カラーレーザー複合機です。

LP-M8180の特徴は、新ドライバーにより文字や線を見やすく印刷できる点です。文字や線などを縮小印刷しても、読み取りやすくなっています。

また、セキュリティに配慮しているのも魅力です。誤送信防止機能、誤接続防止機能、印刷物の放置防止機能、送信結果の確認機能など様々なセキュリティ機能が搭載されています。

EPSON LP-M818AZ3

画像引用：EPSON LP-M818AZ3

LP-M818AZ3は、セイコーエプソン株式会社が販売するA3カラーレーザー複合機です。

LP-M818AZ3の利用できる機能や印刷性能などは、 LP-M8180と同じです。P-M818AZ3の特徴は、用紙カセットを3段増設（502枚×3）できるセットモデルになっている点です。大量の用紙をセットできるため、用紙の交換頻度を抑えやすくなります。

利用できる機能

利用できる機能に優れたA3カラーレーザー複合機を比較します。

SHARP BP-40C36・BP-40C26

画像引用：SHARP BP-40C36・BP-40C26

BP-40C36・BP-40C26は､シャープ株式会社が販売しているA3カラーレーザー複合機です｡それぞれの製品の違いは､印刷性能にあり､BP-40C36の方が印字や連続複写の速度が速くなっています。

BP-40C36・BP-40C26の特徴は、利用できる機能が豊富な点です。コピーやプリントなどの機能はもちろんのこと、クラウドサービス接続、異常を検知して修復するファームウェア修復機能、多言語表示など様々な機能を利用できます。

また、タッチレスで操作できることも魅力です。リモート操作アプリを利用すると、モバイル端末でコピーやFAXなどの操作を設定できます。ビジネスシーンでの利便性を高められるでしょう。

KYOCERA TASKalfa 2460ci

画像引用：KYOCERA TASKalfa 2460ci

TASKalfa 2460ciは、京セラ株式会社が販売するA3カラーレーザー複合機です。

コピー、プリント、スキャンを標準で利用でき、FAXはオプションサービスで利用できます。さらに、複合機の状態をパソコンで確認したり、使用環境を遠隔モニタリングしたりする機能も搭載されています。複合機の管理者の負担を減らすことにつながります。

また、コンパクトサイズであることも特徴です。他の複合機よりも幅と奥行きが小さめに設計されているため、省スペースでも設置しやすくなります。

コニカミノルタ bizhub C287 i

画像引用：コニカミノルタ bizhub C287 i

bizhub C287 iは、コニカミノルタ株式会社が販売するA3カラーレーザー複合機です。

bizhub C287 iの特徴は、USBメモリーから印刷できる点です。パソコンを操作せずにデータを出力できるため、少ない手順で印刷しやすくなります。さらにIDカードの両面を1枚の用紙にコピーできる機能も搭載されています。

また、モバイル連携に優れていることも魅力です。具体的には、NFC（近距離無線通信）搭載のAndroidデバイス連携、iPhoneのAirPrint連携などを行えます。モバイル端末のデータも気軽に印刷できるでしょう。

印刷性能

印刷性能に優れたA3カラーレーザー複合機を比較します。

 KYOCERA TASKalfa 8353ci

画像引用： KYOCERA TASKalfa 8353ci

TASKalfa 8353ciは、京セラ株式会社が販売しているA3カラーレーザー複合機です。

A3のカラー印刷は1分間に35枚、A4横が70枚、A4縦が49枚の印刷を行えます。モノクロであればA3サイズが41枚の印刷に対応しているため、他の複合機よりも、大量の印刷を短時間で行うことが可能です。

TASKalfa 8353ciの最大給紙が8,815枚になっており、大量の用紙をセットできます。さらに同じ紙種・サイズの用紙を2つの給紙カセットに入れられるため、片方のカセットが空になっても自動で切り替わって継続して給紙をすることが可能です。用紙をセットする手間を最小限に抑えられます。

コニカミノルタ bizhub C750 i

画像引用：コニカミノルタ bizhub C750 i

bizhub C750 iは、コニカミノルタ株式会社が販売するA3カラーレーザー複合機です。

bizhub C750 iの1分間の印刷枚数は、A4サイズのカラー印刷が70枚、A3サイズのカラー印刷が35枚です。

また、紙の種類を検知するセンサーを搭載しています。用紙の坪量や封筒、用紙の種類などを複合機が自動検知するため、最適なトナー調整ができ高品質な印刷が可能です。

SHARP BP-70C65

画像引用：SHARP BP-70C65

BP-70C65はシャープ株式会社が販売するA3カラーレーザー複合機です。

印刷性能に優れており、A4サイズの横が1分間に65枚、縦が37枚の印刷に対応しています。A3サイズは1分間に29枚の印刷ができます。

また、AIによる原稿の自動設定ができるのも魅力です。不定形サイズ検知、名刺読み込み、少数色スキャン、混載原稿の読み込み、スキャン時の傾き補正などの機能が利用できます。

A3カラーレーザー複合機を導入するならOA幹事にお任せ

A3カラーレーザー複合機を導入するなら、OA幹事にお任せください。自社のみで製品を選定することに不安を感じるケースがあるでしょう。

OA幹事に相談すると、お客様の要望をヒアリングした上で最適なA3カラーレーザー複合機を提案します。自社で製品を探したり選定したりする手間を最小限に抑えられるため、スムーズに導入を進められます。

これから、A3カラーレーザー複合機を導入したい方は、気軽にOA幹事にご相談ください。

A3カラーレーザー複合機の比較【まとめ】

ここまで、A3カラーレーザー複合機のおすすめ製品を比較してきました。国内では価格・機能・印刷性能など、様々な要素に優れた製品が販売されています。

製品を選ぶ際は、比較ポイントを把握して選定基準を明確にすることが重要です。本記事を参考に、自社に合うA3カラーレーザー複合機の導入を進めてみてください。