富士フイルム(旧ゼロックス)複合機のカウンター料金や特徴を解説
複合機をリースする際に毎月かかるカウンター料金。
本記事は、「富士フイルム(旧ゼロックス)複合機のカウンター料金を知りたい」という方に向けて、富士フイルム(旧ゼロックス)のカウンター料金の底値や平均、同社の複合機のメリットなどを詳しく解説します。
カウンター料金とは?相場が変動する理由
複合機やコピー機をリースで契約する場合、カウンター料金が発生します。カウンター料金とはどのような料金なのか、本章で解説します。
カウンター料金=印刷1枚にかかる料金
カウンター料金とは、複合機で印刷した枚数に応じて発生する費用のことです。1枚ごとに料金が発生し、1ヶ月単位で請求されます。
印刷費用はかかりますが、トナー代やメンテナンス代が含まれているのがメリット。メーカーが提供する「カウンター保守契約」の範囲でサービスを受けられます。
カウンター料金の相場は?
カウンター料金相場の目安は、モノクロで2~3円/1枚、2色カラーで5~10円/1枚、フルカラーで15~25円/1枚です。基本的に印刷枚数が多ければカウンター料金は安くなりますが、メーカーや複合機の機種によって変動します。
機種が高額だと部品代やメンテナンス費用も高額となり、比例してカウンター料金も高くなる傾向にあります。
富士フイルム(旧ゼロックス)複合機のカウンター料金相場
本題である、富士フイルム(旧ゼロックス)複合機のカウンター料金を見ていきましょう。
モノクロ0.9円、カラー9円が底値
富士フイルム複合機のカウンター料金の底値は、モノクロで0.9円/1枚、カラーで9円/1枚です。しかしこれは、あくまでも最安値での料金。底値で利用するためには、複合機の設定によって印刷コストを下げたり、相見積もりでメーカーに交渉したりと努力が必要です。
大手メーカーとの比較
富士フイルム複合機のカウンター料金相場は、モノクロが1.2円/1枚、カラーが12円/1枚です。大手メーカーを比較すると、富士フイルム、キヤノン、リコーの3社がモノクロ1.2円/枚、カラー12円/枚。そこから一段料金が安くなるシャープ、1.0円/10円を切る京セラが続きます。
モノクロ |
カラー |
|
富士フイルム |
1.2円 |
12円 |
キヤノン |
1.2円 |
12円 |
シャープ |
1.0円 |
10円 |
リコー |
1.2円 |
12円 |
京セラ |
0.7円 |
7円 |
※モノクロ、カラーいずれも1枚あたりの料金
ただし上記の相場は、50枚機(1分間で50枚印刷できる機器)で、月間1~3万枚の印刷を想定しています。これが30枚機や20枚機など印刷スピードが下がる場合、カウンター料金は高くなるので要注意です。
富士フイルム(旧ゼロックス)複合機の特徴
富士フイルム複合機にはどのような特徴があるのか、ここでお伝えします。
1. 印刷品質が高い
富士フイルム(旧ゼロックス)複合機の最大の魅力は、印刷品質の高さです。1950年代に印刷製版用フィルムを開発し、以降独自の印刷品質を保ち続けている同社。
機器や資材、環境を土台とした「安定した印刷」を行いながら、その上で色の数値を細かく管理するなど「より良い印刷」を提供しています。大量印刷でも色や線がブレない安定性と品質の高さから、富士フイルムの複合機を選ぶユーザーが多いです。
2. 保守サポートが手厚い
富士フイルムのもう1つの魅力に、保守サポートが手厚い点が挙げられます。同社は全国にメンテナンス拠点を設けており、何かトラブルが起きた場合、最寄りの拠点からスタッフがすぐに駆けつけます。
富士フイルムが提供する保守サポートは以下の3つです。
サポート方式 |
内容 |
トータルサービス契約 |
ドラムやトナーなど消耗品の交換、 トラブル時の訪問修理、部品交換、点検などを無償で対応 |
キットサービス契約 |
トラブル時の修理と部品交換のみが可能 |
スポット保守サービス |
顧客の要請に応じて有償で対応 |
複合機をリースするなら、定期的なメンテナンスを行ってくれる「トータルサービス契約」がおすすめ。万が一のトラブルにも迅速に対応してくれますし、消耗品や部品交換もすべて専任スタッフが行うため安心です。
ただし、商品によって契約可能な保守サービスは異なるため、メーカーの公式ページをご参考になさってください。
富士フイルム(旧ゼロックス)複合機のカウンター料金は高い?
富士フイルム複合機のカウンター料金は、少し高めです。ただ、印刷品質の高さや保守サポートの充実度など、他メーカーにはない魅力も多いです。
機能やスペックでも、印刷の品質や速度、ユーザビリティ、耐久性、デザイン、外部ツールとの連携などトータルバランスに優れています。
以上のことから富士フイルムの複合機は、品質に対するコストパフォーマンスが非常に高いといえるでしょう。
富士フイルム(旧ゼロックス)複合機のカウンター料金を安くする方法
1. FAXの受信設定を変更する
FAXを送信する際の受信設定を見直しましょう。カウンター料金は「印刷」した場合にのみ発生しますが、受信したFAXが自動印刷になっていないか確認してみてください。
自動印刷になっている場合、通常の印刷とみなされ、FAXを受信するたびにカウンター料金が発生します。
FAXの自動印刷設定は解除しておきましょう。FAXを受信のみに留めておき、必要なデータだけ印刷することで、カウンター料金を下げられます。
2. 集約印刷を上手に活用する
カウンター料金には、印刷用紙のサイズは関係ありません。小さなサイズの用紙でも「1枚」にカウントされます。
そこでおすすめしたいのが「集約印刷」です。集約印刷とは、A3など大きな用紙に複数原稿を印刷する方法のこと。
たとえば、A4の原稿データを2枚印刷すると2枚分の料金が発生します。2つの原稿データをA3にまとめることで、1枚分のカウンター料金に抑えることが可能です。
3. 買い替え時は相見積もりを行う
複合機を買い替える際は、必ず「相見積もり」を行いましょう。相見積もりとは、複数のメーカーに見積もりを依頼することです。同時に複数メーカーに見積もり依頼をすることで、メーカー間に競争が生まれ、結果的に値下げされやすくなります。
カウンター料金はもちろん、本体価格や機能、保守サービス内容などを比べましょう。今後も富士フイルムの複合機しか使わない場合でも、他メーカーの見積もりを出すのがおすすめ。あえて他社と比べることで、本命である富士フイルムにも交渉に応じてもらいやすくなります。
【まとめ】富士フイルム(旧ゼロックス)のカウンター料金は、品質に対して安め
料金だけで見ると、富士フイルム(旧ゼロックス)複合機のカウンター料金は高めですが、印刷品質の高さを考慮するとコストパフォーマンスに優れているでしょう。FAXの受信設定や集約印刷の活用、相見積もりなどカウンター料金が安くなるコツもあるので、ぜひ活用なさってください。