おすすめのビジネスフォン業者13選比較!業者を選ぶ際のポイントも紹介
ビジネスフォンとクラウドPBXの違い
ビジネスフォンは、オフィスや事務所などで使用する業務用電話システムです。複数の外線と内線を共有して制御できる小型の交換機「主装置」と複数台の「専用電話機」を組みあわせて使います。
一般的な家庭用電話は、複数の端末があったとしても、1つの電話番号に対して1つの端末しか対応できません。対して、ビジネスフォンは、主装置の機能により、1つの電話番号へかかってきた外線電話を複数の電話機に振り分けて着信させられます。それぞれの電話機に固有の内線番号を振り分けられることから、企業内での内線通話も可能です。
クラウドPBXは、従来社内にあった「PBX(主装置)」の機能をクラウド上に構築することで、インターネット上での通話・通信を可能にした電話回線サービスです。場所を問わない電話環境を構築できるのが特長。社外でも会社宛ての電話を受けられたり、クラウドPBXでつないだ電話機同士であれば、無料で内線通話ができたりするメリットがあります。
ビジネスフォンを導入するメリット
ビジネスフォンを導入するメリットについて説明します。
1つの電話番号で複数の端末から電話対応が可能
ビジネスフォンを導入すると、1つの電話番号で複数の端末から発着信などの電話対応が同時にできるようになります。
例えば、複数の取引先から同時に着信があった場合でも、違う電話機で対応可能です。業務を効率化できるだけでなく、話し中の状態にならないことから取引先を待たせることもないでしょう。
内線機能で社内電話を無料で行える
ビジネスフォンを導入すると、内線電話が無料でできるようになります。
内線電話が無料なのは、主装置への経由により公衆電話網を使わずに、グループ内の電話機同士を内線として接続する内線機能が備わっているためです。
ビジネスフォンの内線機能が有効なのは、同じオフィス内の内線通話だけではありません。違う拠点や営業所であっても、回線をつないでいれば、内線や外線を無料でつなぐことが可能です。
保留転送で外出中の担当者が対応可能
ビジネスフォンの保留転送機能を使うと、担当者が外出中の場合でも、携帯電話から顧客や取引先からの電話への対応が可能です。電話の折り返し対応が生じないため、顧客満足度向上に貢献する点でメリットが大きいといえるでしょう。
保留転送機能は当然、オフィス内の担当者へ取り次ぎする内線転送も可能です。着信のたびに担当者を電話のそばに呼び出す必要がないため、社内の電話機から携帯電話に転送する外線転送と同様、迅速な応対が期待できるでしょう。
ビジネスフォンを導入するデメリット
ビジネスフォンを導入するデメリットについて説明します。
導入時に初期費用がかかる
ビジネスフォンを導入すると、電話機本体や主装置の購入費用や初期設定費といった初期費用が発生します。
初期費用は新設にかかる回線工事を含めた場合、小規模オフィスで10〜30万円、大規模なコールセンターで数百万円以上と高額です。
ビジネスフォンの利用コストは初期費用だけではありません。電話機や主装置などの設備の維持・管理のためのメンテナンス代が、1回当たり数万円発生します。
新設時は工事費用がかかる
ビジネスフォンを新設する場合は、新たに電話設備を整える必要があることから、電話回線工事や配線工事といった工事費用がかかります。
新設時の工事費用は初期費用と同様に高額です。場合によっては、初期費用以上の費用がかかるケースも少なくありません。また、電話機を増やすなどの設備増設の場合でも、主装置と電話機をつなぐ配線工事が発生します。
新設、増設いずれの場合でも、相応のコストはかかるため、事前に入念な見積もりが必要といえるでしょう。
導入直後は管理コストがかかる
ビジネスフォンの導入直後は従業員が運用方法や操作に慣れないため、操作方法の研修の開催やマニュアルの作成といった管理コストがかかります。特に電話機の機種を切り替えたり、新たにビジネスフォンを導入したりする場合は、管理コストの発生はより顕著です。
ビジネスフォンの機能そのものは、複雑な操作を必要としません。しかし、導入直後は、電話対応の操作に慣れるまで、取引先からの電話の保留転送や、内線への転送などで「ボタンの押し間違い」といった、細かいミスが発生しがちです。
このため、多くの企業ではビジネスフォンの導入時、ミスが発生しないよう、操作マニュアルを従業員に配布したり、取り扱いの研修を開いたりしています。
ビジネスフォン業者を選ぶ際のポイント
ビジネスフォン業者を選ぶ際のポイントについて説明します。
導入費用が予算内に収まっているか
前述の通り、ビジネスフォンを導入するには莫大な初期費用がかかるリスクがあることから、業者が提示する導入費用が予算内であるかを事前に確認する必要があります。
導入費用と予算を調整する中で、現状の予算では、必要とする導入費用に足りないといったケースもあるでしょう。そんな時は、新品の電話機や主装置ではなく、中古品やリース、レンタルを選択するのも一つの手です。予算を明確にした上で、それぞれの使用形態を比較しながら、コストパフォーマンスのよいものを選ぶとよいでしょう。
機能が自社のニーズに合っているか
業者が取り扱うビジネスフォンの機能が自社のニーズに合っているかよく確認しましょう。ビジネスフォンには多種多様な機能が搭載されており、業種や業界によって必要な機能が異なるためです。発信・着信・転送などの基本機能を除き、企業によってニーズが分かれる機能には、以下の機能があります。
機能 |
説明 |
スマホ連携 |
スマートフォンをビジネスフォンの子機として使用したり、 不応答の着信をスマホに転送したりする機能。 |
通話録音機能 |
通話内容を録音する機能。 録音した音声を他者に送るボイスメールや、 聞き逃し・聞き間違いを防ぐための通話メモとして使えます。 |
自動音声応答(IVR) |
かかってきた電話にコンピューターが自動で応対し、 発信者を適切なオペレーターや部署につなぐ機能。 |
ホットライン |
電話機にあらかじめ設定してある電話番号先に自動的に発信する機能。 |
構内放送 (ページング機能) |
工場やデパート全体に構内放送を流し、情報共有をできる機能。 従業員の呼び出しや連絡事項の伝達だけでなく、 アミューズメント施設での迷子や商品受け取りの案内など、 お客向けの情報発信にも使われます。 |
希望の台数と外線数に対応可能か
ビジネスフォンは必要となる台数と外線数によって最適な機器は異なるため、自社に必要な台数と外線数を把握しましょう。
電話機の台数は、一般的にデスクの数と同じ数を設置するのが最適だとされます。しかし、設置する電話機の台数は決して厳密な基準ではありません。外勤社員に業務用携帯電話を貸与している場合や小規模な事業者であれば、1部署に1つの電話機で足りるという場合もあります。
一方、外部の電話機と通話できる数を示す外線数は、従業員数の3分の1程度が一般的な目安です。ただ、コールセンターなど、発着信の頻度が高い環境の場合は、オペレーターの人数に応じた外線数を用意する必要があります。
電話機本体の操作性が良いか
電話機の種類によってボタン数や機能が異なるため、業者が提供する電話機の操作性が良いか留意する必要があります。
例えば、多機能電話機は、発信・応答・保留・転送・メニューボタンがある上、外線ボタンの数が多いのが特徴です。実際にボタン数については12や24が大半を占め、豊富なボタン数により複数の人数で同じ電話番号からの発信が可能となっています。
他方、主装置とアンテナを接続して持ち運べるデジタルコードレスは、多機能電話機と比較して、ボタン数が多くありません。多くはボタン数が6や8であり、どのボタンでどの電話番号を発信・着信させるか計画的な設定が求められます。
大企業におすすめのビジネスフォン業者
NTT
画像引用:NTT
NTTのおすすめポイント
- αZX type Lは外線が最大144チャンネル、内線が最大480台まで使えるので、大企業の運用に適している
- インターネット回線から電話機まで一元受付・対応するので、故障・トラブル時も安心して任せられる
- IP電話サービス「ひかり電話」にも対応しているので、コスト削減が期待できる
NTTは、業種を問わず、幅広く支持される大手通信業者。高品質のビジネスフォンも提供しており、ビジネスフォンの国内シェアは全体の50%を超えます。
NTTは、主に小規模事業者から中・大規模事業者向けに「αA1 Professional」や「αZX LIGHT typeS」などを提供。このうち、多機能電話機「αZX type L」は外線が最大144チャンネル、内線が最大480台まで使えるなど、高い拡張性を誇ります。スマートフォン連携機能や自動通話録音機能など、テレワーク機能が充実しているのも特長です。
NTTが優れているのは、電話機の拡張性や機能性だけではありません。インターネット回線から電話機まで、一元受付・対応することから、故障・トラブル時の対応も迅速かつ丁寧です。
さらに、フレッツ光(FTTHアクセスサービス)を利用したIP電話サービス「ひかり電話」にも対応しているため、コスト削減も期待できるでしょう。
NTTの概要・価格感
提供元 |
日本電信電話株式会社 |
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会社所在地 |
東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア イーストタワー |
設立年 |
1985年 |
TEL |
03-6838-5111 |
実績詳細 |
要問い合わせ |
主な機種 |
SmartNetcommunity αZX typeL SmartNetcommunity αZX typeS |
価格感 |
SmartNetcommunity αZX typeL(概算税込418万円、機器費用のみで送料込み) SmartNetcommunity αZX Home(概算税込55万円、機器費用のみで送料込み) |
NEC
画像引用:NEC
NECのおすすめポイント
- UNIVERGE DT900シリーズは見やすいディスプレイやバックライト搭載の操作ボタンがあるので、操作しやすい
- 主装置を増設しやすく拡張性が高い
- 顧客管理ソフト「Knowledge Talk」と連携でき、通話相手の情報把握が容易
NECは、パソコンやタブレットなどを製造する国内最大級のコンピューター製造業者。用途や利用シーンにあわせてカスタマイズできるなど、拡張性の高いビジネスフォンも製造しています。ビジネスフォンの国内シェアはNTTに次いで2位です。
ビジネスフォンでは、SIP対応電話機やデジタル多機能電話機など5カテゴリーを用意。このうち、SIP対応電話機のUNIVERGE DT900シリーズは、見やすいディスプレイや、バックライトを搭載した操作ボタンなど、充実した機能と操作性が特長です。テレワークや在宅コールセンターなどの利用に便利なVPN機能や、離席時の情報漏えいを防ぐセキュリティボタン機能もあります。
機能全般では、電話機に接続する主装置を増設しやすく、拡張性が高いのが特長です。具体的には、主装置の基本架に増設架を後付けすることで、接続する電話機の台数を簡単に増やせます。
また、同社のビジネスフォンは、顧客管理ソフト「Knowledge Talk」を使用すれば、パソコンとの連携も可能。Knowledge Talkを通じたパソコン連携により、電話応答前に通話相手の情報がわかったり、通話相手の関連ファイルを簡単に開けたりします。
NECの概要・価格感
提供元 |
NECプラットフォームズ株式会社 |
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会社所在地 |
東京都千代田区神田司町2-3(東京本社) |
設立年 |
2014年 |
TEL |
03-3259-1311 |
実績詳細 |
要問い合わせ |
主な機種 |
UNIVERGE DT900シリーズ UNIVERGE DT500シリーズ |
価格感 |
要問い合わせ |
HITACHI
画像引用:株式会社 日立情報通信エンジニアリング
HITACHIのおすすめポイント
- integral Xはモバイルアシスト機能があるので、利便性が高い
- 主装置のIP-PBXは災害時でも通信手段を確保できるBCP支援ソリューションがあり、安全性が高い
- IP-PBXは電話機の最大接続数を256台まで増設でき、拡張性に優れる
日立は、世界有数の総合電機メーカー。キッチン家電や生活家電だけでなく、オフィス向けの多彩なビジネスフォンを製造・販売しています。
ビジネスフォンは電話機関連のパッケージとして、クラウドPBXと、インターネット回線を活用したIP-PBX電話機、通常のビジネスフォンの3カテゴリーを用意。このうち、通常のビジネスフォンでは、「integral X」を提供しています。
「integral X」は、電話機がフラットな形状で使いやすい上、白黒反転表示や七色着信ランプなど見やすい表示機能が付いているのが特長です。呼び出し相手が社外にいてもモバイル端末を呼び出したり、自席の電話機宛ての着信に、モバイル端末で応答したりするモバイルアシストもあります。
また、日立のビジネスフォンは主装置の機能が優れています。IP-PBXは、目的の相手の連絡先を社内で共有するコミュニケーション機能や、災害時でも通信手段を確保できるBCP(事業継続計画)支援ソリューションを搭載。拡張性にも優れ、電話機の最大接続数を最大256台まで増設可能となっています。
HITACHIの概要・価格感
提供元 |
株式会社日立情報通信エンジニアリング |
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会社所在地 |
神奈川県横浜市みなとみらい2-3-3 クイーンズタワーB 22階 |
設立年 |
1965年 |
TEL |
045-227-3000 |
実績詳細 |
要問い合わせ |
主な機種 |
integral X S-integral |
価格感 |
要問い合わせ |
中小企業におすすめのビジネスフォン業者
SAXA
画像引用:サクサホールディングス株式会社
SAXAのおすすめポイント
- PLATIA Ⅲは発信者の電話番号や非通知理由を表示するディスプレイがあり、操作しやすい
- 不審者を検知する人感センサーが搭載されておりセキュリティ性能が高い
- 専用アプリ「MLiner」と連携できるので、社内にいる時と変わらない多機能電話機の利用環境を構築できる
SAXAは、ボタン電話装置や防犯設備機器の製造を手がける総合通信機器メーカー。OEM(相手先ブランド製造)によりNTTを含めた他社メーカーだけでなく、自社ブランドのビジネスフォンも製造しています。
自社ブランドのビジネスフォンでは、「PLATIAⅢ」や「PLATIAⅡ Ⅴ」など4カテゴリーを用意。このうち、IP多機能電話機をラインアップしたPLATIA Ⅲは、発信者の電話番号や非通知理由を表示するディスプレイや、自由に角度を変更できる操作面などが特長です。外出先から電話帳登録ができたり、本社にいながら他拠点の着信を受けたりする機能もあります。
同社のビジネスフォンはオフィス退室後、不審者を検知すると大音量の威嚇音を鳴らしたり、警備会社に通報したりする人感センサーを標準搭載。高いセキュリティ性能を誇ります。スマートフォンをオフィス電話機として利用するための専用アプリ「MLIner」との接続により、社内にいる時と変わらない多機能電話機の利用環境の構築が可能です。
SAXAの概要・価格感
提供元 |
サクサホールディングス株式会社 |
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会社所在地 |
東京都港区白金1-17-3 NBFプラチナタワー |
設立年 |
2004年 |
TEL |
03-5791-5511 |
実績詳細 |
要問い合わせ |
主な機種 |
PLATIAⅢ Standard PLANTIAⅡ Professional Ⅴ |
価格感 |
要問い合わせ |
OKI
画像引用:沖電気工業株式会社
OKIのおすすめポイント
- CrosCore3は多彩な転送がついているので、外勤の多い小規模事業者の利用に適している
- スマホアプリがあるので、ネットワークを介した内線通話ができる
- DISCOVERY neo2はMicrosoft Teamsを内線電話として利用できるので、多様なコミュニケーションに対応可能
OKIは、通信機器や現金自動預け払い機(ATM)などの情報機器を主体に製造する電機メーカー。SAXAと共同開発したビジネスフォンを低価格で販売しています。
ビジネスフォンは、CrosCore3やIP-PBX「DISCOVERY neo2」などを提供。このうち、CrosCore3は、外線自動転送を筆頭に多彩な転送機能が付いているほか、最大2,000時間まで録音できるボイスメールが搭載されているのが特長です。スマホアプリの「Com@WILLソフトフォンスマート」をダウンロードすることで、社内の無線LANかデータ通信を介した内線通話ができる機能もあります。
2022年2月に販売開始したDISCOVERY neo2は、アプリ上の連絡先をクリックするだけで簡単に相手を呼び出せる総合ポータル電話帳を搭載。Microsoft TeamsをDISCOVERY neo2の内線電話として利用できる機能もあり、多様なコミュニケーションに対応しています。
OKIの概要・価格感
提供元 |
沖電気工業株式会社 |
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会社所在地 |
東京都港区虎ノ門1-7-12 |
設立年 |
1949年 |
TEL |
03-3501-3111 |
実績詳細 |
要問い合わせ |
主な機種 |
CrosCore3 DISCOVERY neo2 |
価格感 |
DISCOVER neo2 (標準価格:1000ユーザーモデルで税込3,080万円) |
医療・介護事業者におすすめのビジネスフォン業者
NAKAYO
画像引用:株式会社ナカヨ
NAKAYOのおすすめポイント
- NYC-Xは、再コールNGの発信先への誤発信を防止する特定番号発信規制があるので、利用上のリスクを回避しやすい
- 価格がリーズナブルなので、中小規模事業者も導入しやすい
- 緊急呼び出しコールシステムがあるので、医療事業者のニーズに合致しやすい
NAKAYOは、ビジネスフォンの製造をメインとする中堅の情報通信機器メーカー。インターホンや介護施設向け・見守りシステムなども製造しています。
ビジネスフォンでは、オフィスビジネスフォンやAndroid搭載高性能IP電話機、シングルラインテレホンなど、6カテゴリーを用意。このうち、ビジネスフォンでは、高い機能と操作性を兼ね備えた「NYC-X」を提供しています。
NYC-Xは、白黒反転可能なバックライト付き液晶ディスプレイが付いているほか、最大1万件の電話帳登録ができるのが特長です。再コールNGの発信先への誤発信を防止する特定番号発信規制や、通話内容をそのまま録音できるボイルメール機能もあります。
NAKAYOのビジネスフォン全般では、基本的な機能を押さえつつも、リーズナブルな価格帯であるのがポイント。病院や介護施設向けの緊急呼び出しコールシステムや、モーニングコールなどを備えたホテル向けシステムなど、用途に応じて自由にオプション追加も可能です。
NAKAYOの概要・価格感
提供元 |
株式会社ナカヨ |
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会社所在地 |
群馬県前橋市総社町1-3-2 |
設立年 |
1944年 |
TEL |
027-253-1111 |
実績詳細 |
要問い合わせ |
主な機種 |
NYC-Xシリーズ NYC-Siシリーズ |
価格感 |
NYC-Si (3台税込25万7,400円、8台税込44万円)ほか |
IWATSU
画像引用:岩崎通信機株式会社
IWATSUのおすすめポイント
- Frespecは留守電機能が標準実装されているので、不在時の対応がしやすい
- エコモードを搭載しているので、環境に優しい
- 緊急呼出システムやナースコール連動システムといったオプション機能があるので、医療現場との親和性が高い
IWATSUは、情報通信や電子計測分野での機器製造と商品サービスの提供を手がける電機メーカー。情報通信機器事業として、オフィスや医療施設など、幅広い業種に対応できるビジネスフォンも製造しています。
ビジネスフォンは大規模から小規模まで、対象事業所別と主装置の種類別に、「Frespec」や「LEVANCIO」など4シリーズを用意。このうち、LEVANCIOとLEVANCIO-Sは生産中止機種で、在庫限りの商品となっています。
主要シリーズのFrespecは、フリーコードレスを実現しているほか、初期設定で2チャンネル(約6時間)を吹き込める留守電機能を標準実装しているのが特長です。また、多機能電話機は、システムの最大消費電力をLEVANCIOと比べ2割削減している上、エコモードを搭載。ボタンの配置や形状など、細部にまでこだわり抜いたデザインで、環境と人の両方に優しい設計となっています。
さらに、Frespecは、昼夜シフトにも対応できる緊急呼出システムやナースコール連動システムといった特定業種向けオプションを提供。病院やクリニックといった医療現場との親和性が高いシステムが設計されています。
IWATSUの概要・価格感
提供元 |
岩崎通信機株式会社 |
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会社所在地 |
東京都杉並区久我山1-7-41 |
設立年 |
1938年 |
TEL |
03-5370-5111 |
実績詳細 |
要問い合わせ |
主な機種 |
Frespec NW-24KT LEVANCIO IX-24KT-N |
価格感 |
要問い合わせ |
コスト重視の企業におすすめのクラウドPBX業者
クラコールPBX
画像引用:株式会社三通テレコムサービス
クラコールPBXのおすすめポイント
- 専用アプリをインストールするとスマホで固定番号やフリーコールの発着信ができるので、営業やテレワークが多い企業に適している
- 利用料金が低いので、新設法人や個人事業主におすすめ
- 人数や期間の制約がないので、多様なニーズに対応可能
クラコールPBXは、スマートフォンやパソコン、SIP電話機などのさまざまな端末で、時間や場所を問わず、固定電話番号の発着信ができるクラウドPBX。通信サービス事業者の株式会社三通テレコムサービスが提供しています。
クラコールPBXは、専用のウェブ管理画面から申し込みや電話番号の追加、利用人数の変更ができるのがポイント。専用アプリをインストールすると、スマホで固定番号やフリーコールの発着信ができるのも特長の一つとなっています。営業時間外に流すアナウンスを設定する自動音声アナウンスやIVR(自動音声応答システム)などの機能も利用可能です。
費用に関しては、初期費用が0円のほか、月額基本料が1ユーザー税込1,078円。月額基本料は6ユーザー以降無料です。低い費用水準となっており、クラコールPBXは、コストを抑えてクラウドPBXを導入したい新設法人や個人事業主にとっておすすめのサービスといえるでしょう。
また、クラコールPBXは、人数や期間などにかかる契約の制約がありません。1人から1カ月から利用可能で、多様なニーズにも対応できます。
クラコールPBXの概要・価格感
提供元 |
株式会社三通テレコムサービス |
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会社所在地 |
東京都豊島区南大塚2-37-5 ONEST南大塚ビル10階 |
設立年 |
2014年 |
TEL |
03-6161-0011 |
実績詳細 |
株式会社ブルーオーシャン、大阪センコー運輸株式会社ほか |
価格感 |
クラコールPBX (初期費用:0円、サービス基本料:月額税込1,078円/1ユーザー、 電話番号利用料:0AB-J番号月額税込110円/番号、 フリーコール番号月額税込3,300円/番号、 良番03番号利用料月額税込1,100〜2,200円/番号) |
MOT/TEL
画像引用:株式会社バルテック
MOT/TELのおすすめポイント
- ビジネスチャットやインターネットFAXなど機能が豊富なので、多様なニーズに対応可能
- オプションにブラウザフォンがあるので、ヘルプデスクやカスタマーサービスの利用に適している
- 利用できる台数・期間に応じてプラン変更できるので、融通が利きやすい
MOT/TELは、官公庁や上場企業、コールセンターに多数導入されているクラウドPBX。
オンプレミス(置き型)のPBXに関して15年以上の開発・製造実績のある株式会社バルテックが提供しています。
MOT/TELは、ビジネス用に特化したビジネスチャットや、インターネット回線を介してFAXの送受信が可能なインターネットFAXの機能が搭載。オプション機能では、パソコンのブラウザーからビジネスフォンの電話機能を利用できるブラウザフォンや、多人数同時に会話できる音声会議といった機能を追加可能です。
スタンダードプランは初期費用が税込32,780円、月額費用が税込5,478円(20内線)。低価格な上、利用できる台数・期間に応じてプラン変更をできるほか、申し込みから最短1週間で利用を開始可能となっています。
MOT/TELの概要・価格感
提供元 |
株式会社バルテック |
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会社所在地 |
東京都新宿区西新宿6-22-1 新宿スクエアタワー3階 |
設立年 |
1993年 |
TEL |
03-5350-1165 |
実績詳細 |
株式会社WORK SMILE LABO、フジイ印刷株式会社ほか |
価格感 |
MOT/TEL (月額費用税込5,478円/20内線、初期費用税込32,780円) |
テレワークや在宅勤務に取り組む企業におすすめのクラウドPBX
ひかりクラウドPBX
画像引用:NTT
ひかりクラウドPBXのおすすめポイント
- 既存のPBXとビジネスフォンとの併用ができるので、オフィスのレイアウト変更などの場面で段階的な導入をしやすい
- 拠点内線通話が無料なので、複数拠点への導入によるコスト削減を実現しやすい
- 社員個人のスマートフォンを内線端末として利用できるので、経費削減が可能
ひかりクラウドPBXは、社内外との通話機能をクラウド上のサーバーから提供するクラウド型電話機サービス。NTTが提供しています。
ひかりクラウドPBXは、既存のPBXやビジネスフォンとの併用が可能。このため、営業拠点や部署・店舗を新設する場合だけでなく、既存の拠点との連携やオフィスのレイアウト変更といったタイミングでも段階的に導入可能となっています。
また、拠点間内線通話が無料であるため、複数拠点への導入によるコスト削減が実現できます。社員個人のスマートフォンを内線端末として利用できるため、経費削減も可能です。オプションの「まるらくオフィスサービス」を利用すれば、情報のセキュリティ対策やICT環境などについて、サポートも受けられます。
ただし、東日本電信電話株式会社は、まるらくオフィスサービスのサービス提供を2024年6月末に終了する予定。同サービスを契約したひかりクラウドPBX(まるらくオフィス対応)も同時期にサービスを終了するため、注意が必要です。
ひかりクラウドPBXの概要・価格感
提供元 |
東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社 |
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会社所在地 |
東日本電信電話株式会社:東京都新宿区西新宿3-19-2、 西日本電信電話株式会社:大阪府大阪市都島区東野田町4-15-82 |
設立年 |
両社とも1999年 |
TEL |
東日本電信電話株式会社:03-5359-5111、 西日本電信電話株式会社:06-6493-9111 |
実績詳細 |
株式会社アウトソーシングビジネスサービス、技研株式会社 |
価格感 |
ひかりクラウドPBX (ID利用料:10IDパック税込11,000円/契約、20IDパック税込20,900円/契約、 30IDパック27,500円/契約、追加ID利用料税込660円/追加ID利用料)ほか |
受電業務を強化したい企業におすすめのクラウドPBX
BIZTELビジネスフォン
画像引用:株式会社リンク
BIZTELビジネスフォンのおすすめポイント
- IVRやソフトフォンが標準搭載されているので、利便性が高い
- オプションのAPI連携は機能が豊富なので、多様なビジネスニーズに対応可能
- 利用料金は必要な機能を選んで利用するオンデマンドタイプなので、経済的
BIZTELビジネスフォンは、シリーズ累計2,000社以上・稼働席数4万席以上の導入実績を誇り、幅広く利用されているクラウド型IPビジネスフォンサービス。株式会社リンクとブライシス株式会社が共同で運営しています。
BIZTELビジネスフォンは、基本的な機能のほか、IVRやパソコン上で動くソフトフォン、コールフローといった機能を標準搭載。オプションで、音声認識・テキスト化や、SalesforceをはじめとしたCRMとの連携、外部システムの利用が可能なAPI連携といった機能の追加も可能です。
API連携は、着信時の発信者番号などの情報を社内用チャットに自動投稿するコールアクションなど、5つの機能を選択可能。機能の中には、通話録音完了時に、外部システムに通知するステレオ録音APIもあります。
料金は初期費用と月額利用料で構成される基本料金に、オプション・機能拡張の料金を加算するオンデマンドタイプ。必要な機能だけ選んで利用できるため、経済的となっています。
BIZTELビジネスフォンの概要・価格感
提供元 |
株式会社リンク |
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会社所在地 |
東京都港区北青山2-14-4 アーガイル青山14階 |
設立年 |
1987年 |
TEL |
03-5785-2255 |
実績詳細 |
ラクスル株式会社、LINE Pay株式会社ほか |
価格感 |
ライトプラン (初期費用税込55,000円、月額利用料税込231,00円) スタンダード30 (初期費用税込330,000円、月額利用料税込88,000円)ほか |
T-Macss
画像引用:株式会社クロノス
T-Macssのおすすめポイント
- 拠点間通話を内線化できるので、コスト削減しやすい
- ビジネスフォンと同等の内線電話や転送が可能なソフトフォンアプリがあるので、営業やリモートワークの利用に適している
- 「IVR」「ACD」「あふれ呼リマインド」などの機能があるので、コールセンターの利用に向いている
T-Macssは、基本のオフィス電話機能だけでなく、コールセンター向け機能が網羅された多機能型クラウドPBX。法人向けにデータセンター事業やコンサルティング事業を展開する株式会社クロノスが提供しています。
T-Macssは、拠点間通話を内線化できるため、コスト削減が容易。オプションでアプリ機能があり、スマホにソフトフォンアプリをインストールすると、従来のビジネスフォンと同等の内線や転送、03番号への着信といった機能が使えます。
コールセンター向け機能では、IVRやACD(着信条件設定)を搭載。通話録音や、応対できなかった着信に後ほど折り返す旨などをショートメッセージで伝えるあふれ呼リマインドも追加可能です。すでに使用しているCRMやCTI(コンピューター電話統合)システムとの連携もできます。
T-Macssの概要・価格感
提供元 |
株式会社クロノス |
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会社所在地 |
東京都港区西新橋2-13-10 SKI虎ノ門7階 |
設立年 |
2011年 |
TEL |
03-6277-7799 |
実績詳細 |
日本ECサービス株式会社ほか |
価格感 |
要問い合わせ |