複合機のリース期間は3〜7年!最適なリース期間の決め方をご紹介

複合機のリース期間は3〜7年!最適なリース期間の決め方をご紹介

複合機をリースで導入する際に、どのくらいの期間で契約すべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、複合機のリース期間や最適な決め方などを紹介します。自社に適したリース期間で契約したいなら、本記事をお役立てください。

目次
  1. 1. 複合機のリース期間とは
    1. 1-1. 複合機の耐用年数
    2. 1-2. リース期間の上限
    3. 1-3. リース期間の下限
  2. 2. 契約年数別のリース料率
  3. 3. 複合機のリース期間が長いメリット・デメリット
    1. 3-1. メリット
    2. 3-2. デメリット
  4. 4. 複合機のリース期間が短いメリット・デメリット
    1. 4-1. メリット
    2. 4-2. デメリット
  5. 5. リース期間を決める際の比較ポイント
    1. 5-1. リース料金
    2. 5-2. 月間印刷枚数
  6. 6. 複合機のリース期間が終了した後の対応
    1. 6-1. 契約更新して違う機種に交換する
    2. 6-2. 契約更新して同じ機種を継続して使用する
    3. 6-3. 使っていた機種を買い取る
    4. 6-4. 契約を終了して返却する
  7. 7. 複合機のリース期間を紹介しました

複合機のリース期間とは

複合機は高額なためリース契約を結ぶ方は多いと思いますが、リース期間は借主側で自由に決められません。リース会社によって選択できる期間が定められており、その中から希望期間を選んで契約します。

複合機の耐用年数

リース期間はリース会社が勝手に決めるのではなく、国税庁が定める耐用年数から算出されます。複合機の耐用年数は、国税庁が公表する「主な減価償却資産の耐用年数表」によると5年です。リース会社に相談すると、5年前後の期間で見積もりを出されるケースが多くあります。

リース期間の上限

複合機のリース期間には上限があるため、それを超えての契約は締結できません。リース期間の上限は「耐用年数×120%」の計算式で算出されます。複合機の耐用年数は5年のため、最長7年までリース契約できます。

リース期間の下限

複合機のリース期間は上限だけでなく下限も設けられています。計算式は「耐用年数×70%」です。複合機の耐用年数は5年なので、リース期間の下限は最短3年です。短期間でのリースを想定しているなら、3年リースを選択できます。

契約年数別のリース料率

リース契約を結ぶと、本体価格×料率で算出された金額を毎月支払います。リース料率は契約するリース会社によって異なりますが、極端に変わることはありません。

リース料率の相場は以下のとおりです。

  • 3年リース契約:3.1~3.2%
  • 4年リース契約:2.5~2.6%
  • 5年リース契約:1.9~2.0%
  • 6年リース契約:1.6~1.7%
  • 7年リース契約:1.3~1.4%

契約期間が短いほど料率は高くなり、長いほど料率が低くなります。

複合機のリース期間が長いメリット・デメリット

複合機のリース期間に応じてメリット・デメリットが異なります。ここからは、7年のリース契約をする場合を紹介します。

メリット

デメリット

・月々のリース料金を抑えられる

・長期にわたって、使い慣れた機器を使える

・ハイスペック機種も導入にしやすい

・リース料金の総額が高くなる

・経年劣化による故障が起こりやすくなる

・リース期間中の入れ替えがしづらい

メリット

複合機のリース期間が長いメリットは、以下のとおりです。

  • 月々のリース料金を抑えられる
  • 長期にわたって、使い慣れた機器を使える
  • ハイスペック機種も導入にしやすい

リース料率は契約期間が長くなるほど低くなります。事業者は、本体価格に料率をかけて算出した金額を支払うため、月々のリース料を抑えることが可能です。

長期のリース契約を結ぶと、契約者は満了するまで同じ機種を使うことがほとんどです。短期契約だとすぐに満了を迎えますが、長期契約であれば長く使い慣れた機器を利用できます。

リース期間が長いと毎月のリース料金が安いので、初期費用が高額なハイスペック機種も導入の選択肢に含めやすくなります。幅広い選択肢の中から、自社に合う複合機を導入できるでしょう。

デメリット

複合機のリース期間が長いデメリットは以下のとおりです。

  • リース料金の総額が高くなる
  • 経年劣化による故障が起こりやすくなる
  • リース期間中の入れ替えがしづらい

月々のリース料金は安くなりますが、支払う期間が長いため短期契約よりも総額が高くなります。リース契約を締結する際は、ランニングコストを算出して総額を確認しましょう。

複合機は使うほど消耗するので、経年劣化による故障が起こりやすくなります。故障すると修理しなければならず、業務に影響が出る可能性があります。

リース契約は途中で解約すると、違約金や残価の一括返済を求められる可能性があります。コストがかかるため、リース期間中の入れ替えがしづらいでしょう。

複合機のリース期間が短いメリット・デメリット

複合機のリース期間が短い場合にもメリット・デメリットがあります。3年のリース契約を結ぶ場合を紹介します。

メリット

デメリット

・常に最新機種を使える

・故障するリスクが低い

・短期契約のリース料金が高い

メリット

複合機のリース契約が短い場合のメリットは以下のとおりです。

  • 常に最新機種を使える
  • 故障するリスクが低い

契約期間が短いと長期契約よりも機器を取り替える頻度が多くなります。常に最新機種を導入して利用することが可能です。また、複合機の耐用年数よりも短い契約なので、使用頻度が高くても故障リスクを抑えられます。

デメリット

複合機のリース期間が短いほどリース料率が高くなります。長期契約よりも月々のリース料金が高くなるため注意が必要です。自社の予算とリース会社から提示されるリース料金を確認してから導入しましょう。

リース期間を決める際の比較ポイント

リース期間を把握してもどのように決めればよいのかわからない方もいるでしょう。リース期間の比較ポイントを紹介します。

リース料金

リース契約をする際の料率はリース期間によって異なります。短期契約ほど料率は低くなりますが、長期になるほど料率が高くなります。また、リース会社ごとに料率が変動するので、事前確認が必要です。リース料金はランニングコストになるため、予算に合うリース料金の期間を選択しましょう。

月間印刷枚数

どの複合機にも印刷の耐久枚数があります。耐久枚数に達してしまうと、複合機の故障リスクが高まります。月間印刷枚数が多いほど、早く耐久枚数に達するため、自社の利用頻度の確認が必要です。印刷枚数を考慮して、リース期間を検討してみてください。

複合機のリース期間が終了した後の対応

複合機のリース期間が終了した後の対応

複合機のリース期間の終了が迫ってくると、リース会社から今後の対応を求められます。代表的な対応を紹介します。

契約更新して違う機種に交換する

リース契約満了後は契約を更新できますが、その際に違う機種への変更が可能です。最新機種を導入すれば、従来の機種よりも機能や省エネ性能が優れているケースがほとんどです。古いモデルの複合機を使っているなら、利便性が高まったり、コスト削減につながったりする可能性があります。さらに、新品を導入すれば、故障リスクが低くなるでしょう。

契約更新して同じ機種を継続して使用する

リース契約満了後の契約更新では、違う機種に変更する必要はありません。今までと同じ機種を使い続けられます。使い慣れている機種を継続して利用できるので、従業員が新たに操作を覚える手間がかかりません。また、契約によっては、リース料金が安くなる可能性もあります。

ただし、導入から時間が経っているので、モデルが古くなり故障リスクが高まります

使っていた機種を買い取る

リース契約の満了後は、今まで使っていた機種を買い取れることもあります。その場合、複合機は中古の扱いになるので、新品よりも安い価格で買取できます。買取を活用すれば、使い慣れたものを利用し続けられるでしょう。

ただし、機器が故障したら自社で対応しなければなりません。保守・メンテナンス・消耗品などのコストを考慮しましょう。

契約を終了して返却する

リース契約満了後は、機器を使い続ける予定がなければ、契約を終了させることが可能です。リース期間が終了したら、リース会社へ機器を返却します。ただし、業務をする上で複合機を使うケースは多くあります。返却して業務に支障が出るなら、異なる機種の導入を検討してみてください。

複合機のリース期間を紹介しました

ここまで複合機のリース期間を紹介しました。リース期間は複合機の耐用年数で算出されます。

法的には3〜7年の間でリース契約を締結することが可能です。ただし、リース会社によって契約できる期間が異なるので事前に確認してみましょう。